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日本で習った「概論」が「概論」でない?

 北米と外国との間にはギャップがある。学制のギャップ。制度のギャップ。それに学風のギャップ。

 このギャップを十分に認識しないで、ノホホンと北米に「参入」しようとしても痛い目にあうだけ。大学院入学申請に関しては前に記したとおり。(この点を踏まえたうえでキッチリ願書を作成するには、昔のブログエントリーごらんあれ。)

 このギャップ、別の形で生じることもある。

 例えば、これまた前に触れたように、文系の学問、それもいわゆる輸入学問の分野において、日本では知識を体系的に教えていないことがママある。

 「概論」とある講義、本来ならば、その分野を体系的に網羅するはず。なのに、実際は、たまたま担当となった教員センセーが自分の関心あるテーマだけ滔々と述べてお茶を濁している・・・というイタイ状況が大いにありえる。

 で、そういった講義を日本で履修しおえた学生が、北米で同じ分野の「概論」を履修して愕然とするのである。日本でうけた講義は実は(本来の意味での)「概論」ではなかった、と。

 最近、この問題は昔ほどひどくは無いみたい。良い教科書が日本語で出版されてくるようになり、そういった分野では改善されているし、また、若い教員の間では、より体系的な分野の理解度が高まっているように見受けられる。

 加えて、インターネットのおかげで学生自身、北米の状況にかんする情報を簡単に入手できるようになった。

 どういうことか?

 上で触れたような「概論」のコースシラバスを北米の大学のサイトで見つけて、どういった内容を講義しているのかチェックできる。また、博士課程の学生であれば、北米の大学の comprehensive exam むけの文献一覧をダウンロードできる。はたまた、ユーチューブなどで北米の大学講義ビデオを見ることができる。(もちろん、英語できなきゃダメ、であるが。)

 北米の大学にくる、意欲のある学生のみなさん。こういう準備、必要ですよ。こっちに来た際、北米の大学と日本の大学とのギャップが越え易くなるので。

 昔はインターネットなかったので、準備のしようもなく、「即・本チャン・一発勝負」の世界。皆さんはラッキーです。こういった技術があるので。多いに活用すべし。

 

 
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テーマ : 教師のお仕事
ジャンル : 学校・教育

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Author:プロフェッサーX
性格は理系クンに限りなく近い文系学者。仕事の合間をぬって魚釣りにいそしみ、カナダの大自然をエンジョイしている。

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