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スーパーグローバル大学構想に思う

 読者のみなさんもご存じのとおり、37の大学が、スーパーグローバル大学創成支援を受けることとなりました。タイプA(トップ型)、タイプB(グローバル化牽引型)にそれぞれ13校と24校が選ばれ、選抜された大学は多額の資金援助を受けるとか。前者は「教育・研究で世界大学ランキングトップ100を目指す大学」、後者は「日本社会のグローバル化を牽引する大学」とのこと。くわしい内容に興味ある方は、以下のサイトをどうぞ。

http://www.jsps.go.jp/j-gjinzai/h24_kekka_saitaku.html

 一橋大学、中央大学、同志社大学といった有力候補校が選から漏れた等々の関連ニュースもご存じかもしれません。顛末記としては、以下のものが興味深いです。

http://mainichi.jp/edu/univ/news/
m20141014org00m100027000c.html

 ちなみに、タイプAは世界ランキングがらみですが、大学の世界ランキングならびに日本の諸大学の地位に関しては、以下の日本語サイトによる解説が便利です。

http://kakichirashi.hatenadiary.jp/entry/2014/11/03/215615

http://kakichirashi.hatenadiary.jp/entry/2014/10/10/004941

 タイプBですが、これに選ばれた金沢大学では、ここ10年の間に授業の50%を英語で行うとか。

http://www.yomiuri.co.jp/national/20141123-OYT1T50039.html
 
このタイプBに関して、 「学生の英語力アップ云々よりも、講義内容・形態の向上や学生数が教員の数に比べて多すぎるといった構造的問題の解決が先」「英語で講義できる日本人教員がそもそも少ないうえに、英語を十分に理解できない日本人学生(アジア人学生)にとっては学問内容の理解が滞るのではないか」等々、懐疑的な意見もあるようです。私も様々な声を日本の同僚ーーその多くが「英語での授業担当」タイプーーから聞きますし、自分自身、そういった授業を日本の大学で少しだけ担当したことがあるので、そういう「現場の感覚」は少々わかります。

 スーパーグローバル大学構想の花が咲くのかどうか、結果はこれから5-10年先にでます。その成果は今のところ「神のみぞ知る」といったところでしょう。「ゆとり教育」や「ロースクール構想」といったこれまでの失敗の二の舞いにならないよう祈るばかりです。



 
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Author:プロフェッサーX
性格は理系クンに限りなく近い文系学者。仕事の合間をぬって魚釣りにいそしみ、カナダの大自然をエンジョイしている。

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