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イラン核合意が持つ大戦略的な意味

 といっても、なかなか説明しにくいですが・・・。

 皆さんもご案内のように、いわゆる「イラン核問題」に関して欧米6国とイランが合意に達しました。それに関して日本の5大紙すべてが社説で歓迎の意を表したのですが、やはり抜けていましたね、大戦略的考察が。

 おしなべて中近東地域レベルでのこの合意が持つ効果をのべて、イランと日本の(原油取引をふくむ)関係とか、そういうことが指摘されています。

 しかし、日本にとってのこの合意が持つ重大な意味は、中近東でのアメリカの負担が軽くなればなるほど、その分、東アジア政策にアメリカが回せる資源(金、人、大統領の時間、等々)が増えるということに他なりません。つまり台頭する中国にアメリカがいままでよりも対応しやすくなるということ。その意味で日本にとって朗報なのです。中近東という遠地のことだから日本にとっては他人事・・・ではないのですね。

 世界各地にコミットメントしているアメリカの視点が欠かせないわけですが、そういった視点や分析が抜けております、日本の新聞は。

 ちなみに、次の Robert Kaplan (著名な戦略家)の書いたものをご覧あれ。こういうレベルでの大戦略を考える素養がないと、これからの日本、ままなりません。

http://www.theatlantic.com/magazine/archive/2015/06/the-art-of-avoiding-war/392060/

ひたらく言えば、中近東は地域各国にまかせて、アメリカ本来の力が発揮できる地域ーー東アジアとヨーロッパーーに集中せよというのが彼の意見です。今回のイラン核合意はこういった意見に沿ったものとなりました。
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Author:プロフェッサーX
性格は理系クンに限りなく近い文系学者。仕事の合間をぬって魚釣りにいそしみ、カナダの大自然をエンジョイしている。

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