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文系教員として日本から北米の大学に移れる?

というのが、第2組の質問。お答えは以下のとおり。

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 例えば、アジア史の専門家(日本史、日中史、日韓史など)を考えてみよう。北米にあるアジア学部ではもちろんアジア史を教えてはいる。しかし、教員として日本の大学から正式に北米の大学に移るには、なかなか壁が高い。とくに語学の壁が。

 北米での公募(普通はアシスタント・プロフェッサーのレベル)に応募するか、あるいは正教授レベルでヘッドハンティングされるかのいずれになる。後者の場合はやはり専攻分野でかなり有名な学者でないと無理というのが普通。

 特に「純アジア系専門分野」といった分野で活躍している教員の場合、英語での研究業績が皆無というのがほとんどではなかろうか(経済学とかは別)。そうだと、北米での公募では競争に負ける可能性が高い。ヘッドハンティングの場合も、北米大学側は躊躇すると思われる。というのも、英語で教える、学生を指導する、行政職もすべて英語でこなすというのが大前提であるから。アジア学部でも同じ。やはり少なくとも英語圏の学会で発表をかなりしているとか、そういうことがないと難しい。

 となると、日本語・中国語・韓国語などの語学教師でやっていくしかないのか?ところが、正規の語学教員はそれ用の訓練を受けていないといけないので、この作戦は無理。語学の非常勤講師の職があれば応募できるかもしれないが、すでに大学側とかかわっている語学教員予備軍の規模が結構大きいので、それらの人たちが優先される。日本からすぐ来て仕事がもらえる可能性はかなり低いと思われる。

 ではどうすればいいのか?

 長期作戦しかない。英語圏の学会に参加・発表したり、英語で論文を発表して「語学の壁」を乗り越えていき、北米での同業者たちと連携を強めていくという作戦。それに、日本の大学から在外研究(1-2年)の機会をもらって、北米の大学に滞在するというのも好ましい。

 あるいは、北米でないけれども英語圏の大学にあたるという作戦(例えば、香港)も一考の価値があるかも。
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テーマ : 教師のお仕事
ジャンル : 学校・教育

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Author:プロフェッサーX
性格は理系クンに限りなく近い文系学者。仕事の合間をぬって魚釣りにいそしみ、カナダの大自然をエンジョイしている。

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