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学生からよく受ける質問:論文テーマがしぼれない(1)

 3年生クラス、4年生クラスになるとターム・ペーパーという論文を書かなくてはならない。4年生クラスだと、その科目の一定の枠はあるものの自由に論題(テーマ)が選べることが多い。卒業論文(senior thesis や honors paper と呼ばれる)の場合は、いうまでもなく自由論題形式である。

 自由なのは良いものの、どのテーマを選んだものか、学生諸君は大いに悩む。

 私の学生も一緒。大いに悩む。「みーんな悩んで大きくなった」とだけ述べてほっておきたいところだが、職業柄、そうもいかない。(ここで女性コーラスが「大きいわ、大物よ」と頭の中で響いたり、「ソ・ソ・ソクラテスもプラトンも・・・」という某アキユキの声が聞こえたら、あなたもチューネン所属組である。)

 助け船を学生に出すのだが、どういうことか「今日の夕食の献立」を使って解説しよう。

 「今日は何を食べようか」「昨日は魚だったから今晩は牛肉にしようか」「フレンチか和食か」等々、思い巡らし続けても仕方が無い。時間の無駄。だいたいの献立の方針を立てたならば、実際にスーパーマーケットに行って食材に実際に当たってみないとダメ。献立どおりの食材がそろえばいいが、なければ献立を変更あるいは調整しなければならなくなる。つまり「現場」(スーパーマーケット)に行かないと話は進まないのである。そうでしょ?

 これといっしょで、実際に図書館に行くなり、図書館のホームページで検索してみてどのような学術文献があるのか見つけないとニッチもサッチもいかない。経験に照らせば、おおよそ15くらいの学術論文や研究本が無いと、一本の良い論文は書けない。もし、十分な学術文献が見つからなかったら、学生はもともとのテーマをボツにするか幅広い形に修正する必要がある。逆に、学術文献が多すぎれば、テーマをさらに絞りこまなければならない。いずれにせよ、学術文献の数で大枠が決まってしまう。

 また、学術文献を見つける方針として、学術論文をまずは第一目標としたほうが、この時点では効率が良い(理由は後で述べる)。もちろん、研究本も必要とはなるが、この段階ではまずは学術論文を狙うべし。(ちなみに、この後、何回か図書館にもどって追加の文献検索をしないといけなくなることが多いので、その点を留意すること。)

 ということで、「つべこべ言わずに、まずは図書館に行きなさい」と学生に言うことにしている。

 あっ、もちろん、大学図書館で体系的に文献サーチが出来ることが前提です。結構、いるんです、知ったかぶりして実は知らない学生たちが。図書館で体系的な検索の仕方のセッションがあるので、恥ずかしがらずに参加するのがよろしい。
 
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テーマ : 教師のお仕事
ジャンル : 学校・教育

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性格は理系クンに限りなく近い文系学者。仕事の合間をぬって魚釣りにいそしみ、カナダの大自然をエンジョイしている。

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