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図書館の使い勝手(2)

 先日、カナダに帰ってきた。やはり涼しい。西日本とは15度くらいの気温の差。体調に気をつけないといけない。

 さて、学生にとっての図書館の使い勝手といえば、まずは開館時間。たいていは、夜中の11時か12時まで開いている、北米では。ワタクシも院生のころは夜の12時まで図書館に毎晩コモっていたものである。(当時は体力があったので。今は到底、無理。)

 そんな夜遅くは基本的に、学生のアルバイトが館内を運営している。ふつうの図書館員は定時に終業。(ちなみに、図書館でのアルバイトは重要な学生の収入源の一つ。日本の図書館でよく見るパート職員の仕事は、北米では学生アルバイトがやっていることが多い。)

 次に、貸出について。学生が本を貸出しする際、冊数の制限は無い。何冊でも借りられる。(ただし例外はある。)

 あと、「リザーブ」(reserve)というセクションが図書館内にあって、そこに科目で使われている教科書などの教材が置かれている。教科書なので、一回借り出すのに2時間とか1日とか、制限がある。できるだけ多くの学生が使えるようにするためだ。(教員が図書館に対して、例えば「私が来学期担当する『国際政治学入門』という科目の教科書2冊、XXXXXとYYYYYをリザーブに置いてください」とあらかじめ指示しておく。)そこに行けば、履修している科目の教材が置いてあるので、学生には便利というわけである。

 一科目に教科書が1・2冊なら、学生にとっても購入することが容易であろう。しかし、一科目に教科書が10冊とかなると、経済的負担も大きくなる。そういう場合、りザーブが大変ありがたい。(ちなみに、ワタクシが担当している大学院科目では、一学期12冊読む。そういう科目を複数とるとすれば、それだけ教科書代がかさむこととなる。)

 最後に、学部生むけのいわば「学業サバイバル術セミナー」というようなサービスを提供することも図書館業務の一つとなっている。「検索の仕方」はいうまでもなく、「講義ノートの取り方」「試験勉強の方法」「論文の書き方」等々に関する無料セミナーを随時開講している。いうなれば学生のコーチ役。

 うちの大学図書館の場合、頼めばワタクシの教室にまでやってきて、「論文作成のためのリサーチの方法」に関する出前講義をやってくれる。「書籍という形の情報の倉庫」という受動的なサービスだけでなく、こういった積極的なサービスも提供してくれる図書館は学生にとってもありがたい。日本を出て右も左もわからない頃、こういったサービスにワタクシも大いに世話になったものである。
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テーマ : ★大学生活★
ジャンル : 学校・教育

コメント

非公開コメント

No title

日本の多くの大学とは全然違うんですね、勉強になります

日本での開館時間は、旧帝大クラスでも夜9時までがいいところですから、大学生が遊んでると言われても仕方ないですね

リザーブはいい制度ですね
日本でも真似したい、そしてすぐに出来そうな制度ですね
プロフィール

プロフェッサーX

Author:プロフェッサーX
性格は理系クンに限りなく近い文系学者。仕事の合間をぬって魚釣りにいそしみ、カナダの大自然をエンジョイしている。

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