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教授稼業の実態:セクハラ防止策(2完)

◆恋愛関係に関するルール

 さて、ここで賢明な読者は思われるかもしれない。
 「なるほど、センセー、よーくわかりました。だけど、もし教授と学生が相思相愛、ラブラブとなった場合はどうなるんですか。大学というところでは、そんな純愛パターンもセクハラとなってしまうヒドイ所、『恋愛砂漠』のような所なんですか(ぷりぷり、怒・怒)」と。
 お答えします――実は大学によって、そのような「ご法度」は異なるのである。
 たとえば、わたしが博士号をとったアメリカの大学。
 当時(一九八〇年代後半)では「教授と学部生」カップルは絶対ダメであったが、「教授と大学院生」カップルは基本的にはOKであった(ただし、つきあっている教授が論文指導教官とかだとNO)。実際、わたしの同級生の一人は、助教授と公認ラブラブであったのを覚えている。結局、性格があわないか何かで破局となったが。
 現在、わたしが教えているカナダの大学では、一部の例外を除いて、教授と学生(学部生・大学院生問わず)がつきあってもそれは「個人の自由」ということで問題にならない――はずである。けなげにも「わたしたちの場合、許されるんでしょうか」とおうかがいをたてた教授・生徒カップルに対する大学当局の回答がそうであったと記憶している。(ここでいう「例外」とはたとえば、教授がつきあっている学生の論文指導教官であるとかクラスの教官であるとか、採点利害関係がある場合である。)
 それに北米の大学では大学院生を教育助手(teaching assistants)として雇う習慣があって、これらの助手が実際に学部生をうけもってディスカッションしたりテストの採点さえしたりする。うちの大学では、採点担当でない限り、これらの大学院生が学部生とつきあうことはOKとなっている。
 「なるほど、センセー、よーくわかりました。だけど、『教授・学生』以外の場合はどうなのですか?大学には事務員さんとかおられるでしょ?」
 あなた、よく大学事情をご存知の様子。そのとおり。
 お答えします。
 まず、事務員の人たち(大多数は女性)と男性教授というバターン。
 うーん、つきあってもいいのかどうか、実は知らない。そのようなカップルが実際にあるような無いような話をときたま同僚の口から聞くが、どのようなルールがあるのか(それとも「個人の自由」ということで済ませているのか)皆目けんとうがつかない。
 事務員同士のおつきあいに関するルールは・・・・すみません、これもわかりません。
 次に、大学スポーツクラブ(体育会)のコーチと指導される学生との関係。(この種のコーチは専属のコーチで大学教員ではない。)、これについても具体的なルールは知らない。
 「なにーそれー、ゼンゼン知らないんじゃない!それでも教授なの!?」
と言うなかれ、怒るなかれ。ホントに知らないのだから仕方がない。また機会をみつけて勉強しておきます。スミマセン。
 で、スポーツクラブに関しては――と言って話をはぐらす――少し前、うちの大学の水泳チームでスキャンダルがあった。
 とある女子学生(チームの一員)が「コーチにストーカーされている」と訴えたのだが、真実はまったく逆で、なんと、この女子学生がコーチをストーカーしていたのである。
 これには、みんな驚いた。
 で、これらゼーンブ、おおっぴろげにメディアで連日報道されたのである。さらには、時の学長がこの件の処理にてまどい、結局は自責辞任。学長の首がとんだ大きな――そして奇怪な――事件であった。アナ、恐ろしや。
 この話、オチがある。
 この女子学生、卒業したのか中途退学したのか、どこかに消えたと思っていたら、出ていた。
 テレビに。
 それも超保守のホストがやっているアメリカの政治トーク番組。
 彼女、なんと、「カナダの超保守の政治コメンテーター」として堂々とーーというか、ヌケヌケとーー出演していたのである。
 「ななんと、シブトイ女子学生!」
 テレビをみていたわたしの目はおもわずテンなったのであった。(またまた、あの「ひこにゃん」の目。)
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テーマ : 教師のお仕事
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性格は理系クンに限りなく近い文系学者。仕事の合間をぬって魚釣りにいそしみ、カナダの大自然をエンジョイしている。

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