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学会とは(1)

 これまで学会について触れてきた。いい機会なので、その内容について説明しよう。


 ガッ・カ・イ。
 学者センセーからなる学術団体の意味と、その団体が開催する学術会議(研究大会とも呼ばれる)の二つの意味がある。ここでは後者に焦点をしぼろう。
 学会とは実際に何をするところかは正確にはわからないけれど、学者センセーたちが高尚なる学説を発表・議論しているところだ、というのが世間での印象であろう。
 実際のところ、日本での学会の内容はフツーの人にとっては謎なのではなかろうか。
 ましてや、アメリカでの学会となれば、もっと謎めいた存在と思われる。
 そこで、専門分野によって違いはあるが、参考例としてわたくの参加する学会のうち一つを取り上げ、お教えしよう。(分野によって学会も性格が異なるので、以下のことは単なる一例としてご理解していただきたい。)

◆ISAの例

 わたしの研究分野では国際学学会(International Studies
Association 略してISA)というものがある。国際関係論では世界で一番大きい学術団体(本来はアメリカのもの)であるが、年に一回、アメリカの大都市で研究大会を開く。2010年2月はニューオリンズ。
 ISAの研究大会は(普通)五日間続く。そう、5日間、ぶっ続け。
 その間に総計七〇〇ほどのセッションが開かれ研究を発表・議論する。アメリカ各地はもとより、全世界から(主に先進国から)参加者が集まってくる。
 その数、約四千人。そのうちアメリカ以外の国から来る者たちが約半分を占める。会場では様々なアクセント付きの英語が飛び交うこととなる。(ちなみにISA会員も非会員も参加費を払う。非会員も参加費さえ払えば、全セッションで傍聴可能である。つまり誰でも自由に参加できる。)
 期間中、一日が五時限に分割されていて、各時限(約九〇分)ごとに二十八ほどのセッションが同時に開かれる。これが五日ぶっ続けで行われるわけである(28X5X5=700セッション)。そしてこの他にも様々な会合がある――たとえば大学院生向けの就職セミナーとか。
 まさに一大スペクタクル。
 まあスゴイ。学者センセーがうじゃうじゃ、がやがや、会場にあふれる。
 各時限において二十八ものセッションが同時開催されるが、(体ひとつしかないので)出席できるのは、そのうちの一つ。
 なので、あらかじめプログラムに目をとおしておかないと、なにがなんだかわからなくなる。そのうえ、出席するセッションを決めても、開催される部屋の場所がわからず、結局、迷子になってしまうことも・・・。
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テーマ : 教師のお仕事
ジャンル : 学校・教育

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性格は理系クンに限りなく近い文系学者。仕事の合間をぬって魚釣りにいそしみ、カナダの大自然をエンジョイしている。

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