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サバティカル(2)

◆サバティカルの効用

 「しかし、なんでそもそも、そのサバなんとかというの、必要なの?」とあなたは思うかもしれない。これは「なんで研究が必要なの?」と尋ねていることと同じ。
 別のところでくわしく書いてあるように、スーパーマンでなければならないほど、教授センセーの日常は多忙なのである。そのような状況では落ち着いて研究に打ち込むことが大変むずかしい。また、新たに研究プロジェクトを打ち出すのも大変な知的準備が必要で、時間とエネルギーがかかる。
 ということで、一部のスーパースター教授はいざしらず、わたしのような凡人センセーでは、研究活動のペースが思うように早くならないのである、普段の状況では。そこでサバティカルが必要となる。
 研究だけに没頭できる時間、これがありがたい。
 講義も会議もナシ。
 職場でのワズラワラシイことも横に置いておく。
 で、資料の収集、分析、それに論文執筆はもとより、次のプロジェクトの構想などにボットーする。これまで時間がなくて読めなかった学術書や論文にも手をのばして「追いつく」ことができる。研究ザンマイというか、まさに研究オタクの世界。
 ウシシシ。
 そのうえ、もし外国のことについて研究しているのならば、長期間、その国に滞在することができる。このようにサバティカルはありがたーい制度なのである。
 実際、サバティカル制度をもっていない日本の大学に勤めている同僚は、「いいなー」とヨダレをたらして・・・ということはないが、まあ、うらやましがる。「研究者ならワカル、その気持ち」といったところであろうか。
 「あのー、それで、給料は普段と変わらないのですか、その『休み期間』の間?」
とあなたはツッコンでくるかもしれない。(「休み期間」という表現は気にくわないが、まあここでは無視することとしよう。)
 大学によりけりと思うが、うちの大学では、しっかり減給される。十五%ほど減給。つまり普段の八十五%の年収でサバティカル期間中は家計をキリモリしなければならない。教えていないから、というのが年収カットの根拠だと思われる。(穴埋め用に、外部から研究資金を取ってくることも可能である。)
 にもかかわらず、サバティカル制度はありがたい。研究者としては。

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テーマ : 教師のお仕事
ジャンル : 学校・教育

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Author:プロフェッサーX
性格は理系クンに限りなく近い文系学者。仕事の合間をぬって魚釣りにいそしみ、カナダの大自然をエンジョイしている。

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