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学生からよくうける相談:低GPAで入れる大学院?

 「あのー、センセー、僕、大学院に行きたいんですけどぉ・・・・」
 「ふむ、ふむ。でっ、成績のほうはどうなの。普通、B+平均ぐらいだと危ないよ。B+とA-の間ぐらいかな、ボーダーラインは。まあっ、上位校だと平均点がA近くでないと無理だけどね・・・・。」
 「それが・・・僕の平均点、BとB+の間なんです・・・。」
 「えっ・・・・」
 「それも限りなくBに近いんです・・・・。GPAでいえば3をホンの少しだけ上回る程度で・・・・。」

 このような「相談」を受けるときがあります。たいていは「願書提出しても、不合格なのはほぼ確実。時間の無駄だからあきらめろ」というのが私のアドバイス。前に書いたように、入学審査は競争の世界。そんな成績では競争に勝ちようがないのが普通。一瞥されただけで「あかん、こんなの」と却下されるのがオチ。
 ちなみに、私の勤務校では「大学院に入学可能なものは学部時代のCGPA(通算成績)がGPA3(つまりB)でないとダメ」という公式ルールがある。つまり、「この学生、学部4年生のときにメッチャ、成績良くなってA+平均なんです・・・だけど1年生時から計算したCGPAは2.98」という場合、この「大器晩成くん」はうちの大学院に入学できない。

 しかし、である。

 GPAが「Bぎりぎり」レベルでも入れる可能性がある大学院がないでもない。ちとヤヤコシイ表現だが、探せばある――かもしれない。もちろん保障はない。が、「入学競争が激しくない」タイプの大学院にターゲットを絞るのである。「ふーん、そんな大学院あったんだね・・・」というところを探して申し込むのである。そんな大学院は次のような特徴を持っていることが多い(英語圏の話)。

 +博士課程(PhD)がなくて修士課程(MA)だけある大学
 +比較的新しくできた修士課程
 +担当教員が数名以下の小さな修士課程
 +外国人学生の割合が極端に高い修士課程

といった具合。これらが全て当てはまる修士課程は見つかりにくいかもしれないが、まあ、こういった特徴を多く抱える修士課程ほど狙い目となる。そういったところは入学競争が比較的ゆるやかなのだ。
 特に最後の外国人学生に関する点であるが、そのような修士課程は「お金を持っている――つまり高額授業料を難なく支払うことができる――外国人学生」を「お客さん」としてねらっている可能性が高い。(あるんです、そういう大学。)つまり、大学側も経営を考えて、入学の壁を外国人学生に対しては事実上低く設定しており、あなたがもし外国人学生であればそのような修士課程は狙いどころとなる。
 
 けれども・・・・・。

 そういう修士課程に入学できた学生、無事に修士号を取得できるとは限らない。世の中、うまくできているというか、「行きはヨイヨイ、帰りはコワイ」となっていることが多い。「せっかく入ったものの、学業についていけない(本人の学力が足りない)」とか「指導教官が指導してくれない(入った修士課程は表看板だけで内容はお粗末)」といったような問題が出てくる可能性が大いにあるのだ。

 ということで、基本的には「あきらめなさい、君のGPAでは」と伝えることにしている、「Bぎりぎり」君に対しては。



 

 
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テーマ : 留学・留学生
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性格は理系クンに限りなく近い文系学者。仕事の合間をぬって魚釣りにいそしみ、カナダの大自然をエンジョイしている。

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